4th Album
真夏の海の歌姫
2014.08.17
●お詫びと訂正
ジャケット裏面の6曲目が「黄昏star watching☆」となっておりますが、正しくは「黄昏star watching☆ミ」です。
Artwork: 灯路(Illustration)
(敬称略)
01.Disappearance - Loki
曖昧な線を 引いては呟く
「何も見えない」と
侵されたノイズも
今はもう心地よくなってしまった
期待に大きく外れた世界は
破棄され酷く澄んだ空を
無くしたモノの価値にも気付かずに
悲しみの唄を謳う
I would to sing nothingness
君の流した残響も
虚空に溶けて消えてゆく
残るのはただ、真実と
過去を崇拝するエゴイズムだけ
不確かな想いが今、飽和する
感覚と未来を繋ぐ
閉ざされた闇 君の呼ぶ声も
まだ聴こえないと
仕組まれた応えも
もう深く淀んだ思考に沈んでしまった
人々が飲まれた夢の砂漠を
慈悲無く酷く照らす月が
手の届く幸福を見向きもせずに
偽り欺き嗤う
Is screaming repeatedly
今を繰り返すメロディも
やがて朽ち果て崩れ去るの
ならば最後の瞬間まで
途絶えぬように悠久の歌を
叫び続けて
嗚呼、求め続けて
壊れてしまった
I throw away the memories
君と過ごした日々を
空へと流し消してゆく
残るのはただ、真実を、
過去を断罪するための
連鎖するConviction
Words to keep alive in your memory
思い出は全て
ここに置いたまま消えてゆくの
最後に残す言葉は?
永久に生き続けてゆく
Magic of the last
不確かな想いが今溢れ出す
感覚と未来を繋ぐ
もう二度と伝えられない
想うことさえも…
02.今夜は明朝に狂う - teleji
夜の繁華街徘徊してる
俯き顔の死人たちに
周囲に漂う悪臭まみれ
そこの姿は終末観
揃いも揃いみな一様に
世界の終わりを願っている
そうして出来た掃き溜めの中
悲しむ偽善者 Fuck off
終電逃し家畜小屋にて
見えない星を見つけている
こうして出来た神話の中で
裸の王様 UFO?
少しギターがうるさいかもね
流行りのセンスをリボ払い
そうして出来たマイナスの文字
首吊り自殺者 No more
そんなに希望のない
生きにくい世の中なら
わたしほしいな
私に貴方を頂戴
この世のすべてこの世のすべて
私のものにさせてよ
この世はすべてこの世はすべて
私の好きにさせてよ
どうせ来世はまたまた悪い
夢見のままで終わるから
このまま朽ちて忘れて消える
前に最後の悪あがき
終わりが狂う終わりが狂う
忘れてしまえ夢事は
朝日は来たる朝日は来たる
ピエロの素顔は殺して
今日もあしたも明日も明後日も
終わらないのさ悪夢は
だから今日もまた今日もまた
死人共々道を往く
03.ロスト・レガシー\鉄 - 赤蜂
深く吸い込まれそうな群青その手中に息づく
鉄の翼今こそ呼び覚まして
透き通る星空の向こう
いつまでも見上げる事しかできずに
潮風が頬を掠めてく単調な毎日
ずっと自由が欲しくて探した
大空を翔けるための翼
深く吸い込まれそうな深緑その翼に刻まれた
紅の紋章が語る空の蒼さ
今再び鼓動が鳴り響きだした
限界の先へ 手の届かない蒼穹の彼方
その身はもうボロボロになってて
その血はもう腐りきっていたけど
抱えられた心臓からは
確かに感じられた
微かに呼びかけるその声
蘇る紫の魂
つよく溢れ出しそうな感情無理矢理に押さえこんで
拾捌の鼓動唸らせ蒼の果てへ
きっと君ならばどこまでも行けるはずさ
限界を超えて 誰も届かない雲の向こう側
キラキラ煌く海原
見下ろして口ずさんだ
届くといいな一筋の光が
指し示す場所 雲の裂け目に揺れる
深く吸い込まれそうな群青その手に握りしめてる
確かな思い抱いて夢の旅へ
ほら黄金色のゲートを突き抜けてさぁ
後少しでいい 解き放て
蒼く透き通る晴れ空白く輝く入道雲
僕たちの旅の終わりを迎えるように
今確かに聞こえた声「ありがとう」と
抜け殻の翼 思い残すこと何も無いから
04.礫 - 黒錆
透き通る水のように
濁りのない心で
綺麗なままでいられたら
僕らは幸せか?
砕けたガラスの破片が
澄んだ空に舞い踊る
乱反射する光が
この大地に降り注ぐ
石碑に現れた僅かなヒビから
世界はその姿を変え始める
僅かなきっかけに希望を詰め込んで
走り出せ闇の向こう
長いトンネルを越えて
繋いだ夢と希望の光
重なり合ってこの空を照らす
挫けない強い思い
未来への道標となれ
失った声も 忘れた音も
明日へと繋がる
輝け光の礫
まだ見ぬ線を結ぶ設計図
濁った眼(まなこ) では
何も見えやしないが
綺麗なら尚更
肝心なものは見えないだろう
破れた楽譜の破片を
繋いで還す僕らの跡地
黙り込んだ傷跡も
目を眩ませる日常も
大きな壁の向こうに憧れて
人はこの世界を変えて行った
進化の憧憬と受け継いだその意思で
導火線に火をつけろ
先に何があろうとも
描いた夢が眩しくて
どれだけ無理や挫折を知っても
諦めるわけないだろう
これからも走り続けるから
足掻いた時間が
実を結ぶそのときを信じてさあ
流す願いの雫よ
いつか届け この世界の中枢へと
泥を吸い 苦しんでも
消えない思いがあるなら
いつか届くよきっと
輝く晴天へと…
描いた夢の眩しさに
打ち拉がれる日が来たとしても
終わらせたくないんだ
ただの負けず嫌いでも構わない
足掻いたことも…
渦の中必死に生きた記憶も…
強い思いの礫よ 今
舞い上がれ
繋いだ夢と希望の光
重なり合ってこの空を照らす
挫けたって立ち上がり
果てない闇を切り開いてく
もう失っても忘れてもこの手で
掴み取れるから
煌け光の礫よ
この輝きは誰にも消させはしない
05.スカイフライヤー - 蒼銀P(コバルト)
夜は明け 今 限りない空を
朝日が照らし出す
振り向かずただ 前だけ見てる
背中を追いかける
迷って泣いたあの夏の日
何もできずに立ちすくんでいたんだ
いつの間に大きくなって
明日の向きすら分からなくても
あの空をいつか 翔けるのでしょう
ずっと 答え 探し続けて
あの空にいつか 咲かせる日まで
どうか 響けこの声
翼は折れ 果てしない地平線
暗雲が立ち込める
吹き荒ぶ風はただ無情
この身を削るだけ
嫌な顔ひとつしなかった
君が本当は 明るいフリしてるだけ
それでもいいさって笑って
また終わりなき日々の渦へ
ひたすらにいつも 夢を見ていた
ずっと 答え 探し続けて
荒れ狂う空の その向こうには
きっと 虹が架かるよ
あの空をいつか 翔けるのでしょう
ずっと 答え 探し続けて
がむしゃらにだって 飛び出せるって
君が教えてくれた
ひたすらにいつも 夢を見ていた
ずっと 答え 探し続けて
あの空にいつか 咲かせる日まで
どうか 響けこの声
06.黄昏star watching☆ミ - 信玄餅
夕暮れ日が沈んで お月様光った
月夜のコントラスト 星空見上げている
一人で佇む部屋の隅の崩れた本の山を見つめた
何も良い事がないわけじゃない、だけどため息こぼれてる
少しだけ見てみたい 夜空の星を
夕暮れ日が沈んで お月様光った
月夜のコントラスト 星空見上げている
真っ暗真夜中まで 見つめていたいな
ふわふわこの気持ちが 夜空に溶けていくの
ふと時計を見た午後6時の、黄昏は少し寂しかった
繰り返すだけの毎日と、少しあきらめていたけど
本当は見つけたの 夜空の星に
夕暮れ日が沈んで お月様光った
月夜のコントラスト 星空見上げている
真っ暗真夜中まで 見つめていたいな
ふわふわこの気持ちが 夜風に溶けていくの
朝焼け日が昇って 一日が始まる
昨日とは違うような気がした 気のせいかな?
ラララララララララララララララララララ
ふわふわこの気持ちが世界に溶けていくの
07.サイコソーダ - かへるぴょん
たいていの夏は何にもなくてさ
冷たいアイスを頬張っては茹だる
恋の宿題もおわりそうにないね
影もなくなった
逃げ場のないお昼前に
さっさと現実を片付けて
弾け出したサイコソーダ
喉を潤してよ
落ち着かないスカイブルー
どこかに行けそうかな
揺れ出したひまわりが
向いたその先へと
行こうか時間はある
まだ終わらない夏の日を
入道雲の中へ弾む冒険心
外に出た後悔なんてさ置いといて
熱に浮かされて戻れないこの瞬間
遠くで聞こえた
空気が震える
高鳴る胸はもう抑えられないよ
溢れ出すサイコソーダ
腕を濡らしてゆく
光を集め始めた伸びるグリーンリーフ
降り出したなら少し休んで行こうか
ぬるくなったサイコソーダ 思い切りと缶を振れ あー
ぽつりと天気雨
すこし暑さが和らいだ
止んだら歩こうか
眩しいリフレクト
輝く生命を
降り注ぐサンライズ
強く、あーなれるかな
飲みほしたサイコソーダ
湧いてきた勇気に
何かが起こりそうな
まだ終わらない夏の日を
まだ終わらない夏の日を…
08.郷愁に魅せられて - 刻馬
心も茹だるような 真夏日
炎天下を歩く 僕がいる
懐かしいあの頃の残照は
鼻の奥ツンと湿らせる
さらばと去ったあの時から
僕の胸の中で何かがざわめく
旅立ちの日に僕はなにか
大切なモノを置いていった
畳の香り 淡い陽炎
さよなら僕の中の 欠けてた思い出
煌々と光る夕陽に 吸い込まれていく
遠い日に戻るのは できないけれども
頭ん中が少し 冴えていた
先すら見えぬような 夜の里
真っ暗な夜道を 一人往く
仄かに僕を照らす光が
今までで一番綺麗だった
火照る体に 虫がさざめく
さよなら僕の中の 切ない思い出
爛々輝く月に いざなわれていく
今更後悔とか する意味もないさ
心ん中は少し 雨だった
さよなら僕の中の 欠けてた思い出
煌々と光る夕陽に 吸い込まれていく
遠い日に戻るのは できないけれども
頭ん中が少し 冴えていた
09.青空コントラスト - ギャル子P
雨の音は淋しく泣いて
傘の頭、雨粒一つ
午後に晴れると天気予報
外れ全身濡れた午後一
少年
屋根のあるとこ雨宿り
雨は身体には濡れなくて
だけど心もう濡れていて
何が分からないか知らなくて
この雨がやんで
空は快晴で
雲の隙間から指す
光が見えてくる
青空コントラスト
少年は羽ばたいた
まだ見えない世界へと
昔の事は忘れ
未来へ飛び立つ
少年は大人になる
大人になる意味知らなくて
今日も試練には勝てなくて
悔し涙取り残された
雨が代わりに泣いてくれた
何も見えなくて
何も知らなくて
自分の歩む道など
自分で決めていけ
さよならコントラスト
少年は泣いてた
先にある未来が無く
今諦めたら
道は閉ざされ
少年は子供になる
心の中には
誰もが手に触れない
悩み事がそこにある
それに救いの手を
差し伸べたらきっと
皆幸せになる
青空コントラスト
少年は羽ばたいた
まだ見えない世界へと
昔の事は忘れ
未来へ飛び立つ
少年は大人になる
転んでも立ち上がり
それを何度でも
走りぬける少年
未来へと飛び立つ
扉の奥へ踏み出した
10.八千代にたゆたう恋心 - メロンパン
月の兎雲間に朧げに
ああ この胸に秘む恋の様に
ゆらりたゆらなる人の現世に 仰ぐひさかたの空は高くまで
綴り綴る文の言の葉 巡ってまた永久の夢に包まれむ
数へ数ふ会へぬ月日を 手繰ってこの指折らむ
花の香りたゆたう儚げに
さあこの桜 春麗らかに
はらり降りしきる白の一片よ 捧ぐあさつゆの命尽きるまで
時雨けぶるねむの並木を くぐってただ何気なしに笑ひ合ふ
ゆらり揺らぐ細き光を 辿って行くあなたのもと
募り募る私の胸は 茜射す蝉時雨
常しへに舞ひ舞ふてふてふは あなたのもとへ届くだろうか
月夜群青の無垢にこだまする 歌ふちはやふる神の
祝詞高らかに響く いづくにか
禊禊ぐ清き流れを 囲って咲く藍に染まる杜若
縁縁る見合ふ奇跡に誓って言ふ 永久に想ふ
夕月に恋焦がる百合
八千代にたゆたう恋心